化石で旅する不思議の世界

※参加している北九州ライターズネットワークのFBページに掲載したものを再録

 

花粉も化石になっていることを知っていますか?

ビックリポンです。

 

この時期、花粉症に悩まされてるひとは想像もしたくないかもしれませんね。

 

そもそも、化石って何? というと、生物の遺骸ですかね。

アンモナイトやティラノサウルスくらいしか思いつきませんが。

 

実は、アンモナイトの化石があれば、その地層が中生代、

およそ3億5,000万年前後とわかるように

「どんな花粉の化石か?」がわかれば、時代がわかるそうです。

 

たとえば、ヒトが生活していた時代とわかるのは、「マツ」の花粉の化石だそうです。

梅でも竹でもなくて、松。

 

100倍、400倍の顕微鏡をのぞいて、「ミッキーマウス」があれば、マツです。

数十年ぶりに顕微鏡をのぞいて探したけど、私はミッキーマウスを見つけられませんでした。

 

二つの耳型の代わりに、もっこり重なったような一つ山があり、

先生に尋ねると「モミです」。

 

あのクリスマスシーズンに重宝がられる木・・・?

モミもマツの仲間なので、ヒトが生活していた時代の地層だとわかるそうです。

ほぅぅぅ。

 

ちなみに、星の砂と呼ばれる砂も、実は化石です。

小さな小さな虫の殻の化石。

とがった星の形や、ふわっと丸い形などいろいろな形があります。

星の砂も、どこの海岸にもあるわけではないので、海岸の成り立ちがわかる材料になるそうです。

 

ところで、若松と門司では海岸の砂の色が違うことを知っていましたか?

形も微妙に違うような。

知れば知るほど面白くて謎が深まります。

 

だから何だ?という話ですが。

 

私たちが住む町は何の変哲もないようでいて、実は人の手の及ばない未知の世界にあふれています。

 

ン十年ぶりに顕微鏡をのぞいたのは、いのちのたび博物館の室内講座

「小さな化石にふれてみよう!!」でのこと。

 

昨秋のジオツアーで味を占めたフィールドワーク(ってほどじゃないかもしれないけど)。 

 

次は、春のジオツアーや昨夏に抽選で外れたナイトミュージアムに再チャレンジする予定です^^